レースラベンダーの育て方・増やし方

レースラベンダー

ラベンダーは、地中海沿岸が原産とされているシソ科の背丈の低い常緑樹です。ラテン語で洗うという意味の「lavare」が語源になっていて、ローマ時代に入浴時の香水として使用されていたことに由来しています。

 

ハーブとしてお茶に入れたり、アロマセラピーや、観賞用としても使用されます。春になると紫や白、ピンクなどの花を咲かせますが、一般的には紫色の花がもっとも知られているため、ラベンダー色といえば、普通は薄紫色のことをいいます。

 

レースラベンダーは、色々な種類があるラベンダーの中で、プテロストエカス系の中の品種のひとつになります。英語名はファーンラベンダーであり、ムルチフィダラベンダーという別名も持っています。

 

葉の切れ込みが鋭くシダ類のような形をしているのが特徴です。四季咲き性であり、上手く栽培すれば長い間にわたって花を楽しむことができます。芳香があまり無いので、食用には不向きといわれています。主に鑑賞用や、ドライフラワーにして楽しまれているようです。

 

レースラベンダーは、寒さに弱いので寒冷地では防寒対策が必要になるようです。その上、真夏の暑さと湿気にも弱いので、花後や梅雨の前には余分な枝は思い切って刈り取り、風通しをよくしてあげる必要があります。