レースラベンダーの育て方・増やし方

剪定のしかた

ラベンダーを育てるには、季節に応じて適切な剪定を行うことが大切です。ラベンダーは湿気を嫌いますので、本格的な夏が来る前に収穫を兼ねて枝を整理しましょう。できれば午前中に剪定を行って下さい。

 

ラベンダーの葉の付け根に、芽が出ているのを確認したら、その5ミリ位上で切り落とします。全体の形を整えながら、芽の無い枝も切リ落とし、株の中で枯れた葉を手で揉み取ります。また、株の中の風通しを良くするためと株元まで日光が当たるようにするため、元気のない細い枝を下の方から切り落としていって株元を透かしてやります。

 

ラベンダーが苦手としている夏を、少しでも元気に過ごさせれば秋からの管理がずっと楽になります。秋から冬にかけては次の年の開花と冬を越すために、少し強い剪定を行います。

 

秋口あたりに株元を少し透かしてやり、株元に日光がよく当たるようにします。株元まで日光が当たることによって新しい芽が株元に出てきます。それを確認したら、寒さが本格的になる前に切り詰めていき、全体の3分の1の高さになるようにします。

 

枯れた葉も摘み取って下さい。そうすることにより株が活性化され春になった時に、多くの新芽が増え花穂も多くなるはずです。また、こうしておけば翌年の夏の管理も楽になると思います。